揺らめく日々を生きる

もう一度、世界と触れ直す。

おづまりこさんの新作を読んで。

何にもないことはないのだけど、特に日記を書いていなかったのは充実した疲れた共に、毎日が「ああ、いい日だったな」で終わっていたからかもしれない。

 

そんなわけで私は今そこそこに幸せなのでした。

通院も回数は減り薬の服用だけを守れば安定している。

細木数子が9月に「アンタ、新しいこと始めるなら今よ!」と本で言っていたので(意訳)。

仕事も変えたら、まあこの仕事が私には楽しいこと楽しいこと。

家に帰れば、好きなオンラインゲームの中で友達が待っています。

 

そう、今の私は穏やかな幸せの日々。

逆に言うと目新しいことは何も無かったのです。

あまりにも、静かに幸福だったから。

 

ただ久々に筆を取りたくなったのは(もう慣用句にキーボードを打つ、で文を書く意にならないかしら)そんな何気ない日々を素敵に描く作家さんの新作が出たからです。

 

おづまりこさん。

 

一人暮らしの日々を、優しく楽しく描くコミックエッセイの作家さんです。

そう、実は、このお方の本を読んで、私は一人暮らしを決めたのです。

私も、こんな暮らしがしたい!って。

 

おづまりこさんが描く生活は、本当に豊かなのです。

カフェに行くのも、私なら適当に済ませてしまうところを、おづまりこさんは素敵なところを探して行ってみたり。

面倒だなーと私なら思う料理を、おづまりこさんは楽しそうに描く。

 

こんな、毎日が楽しい日々になるひとり暮らし、私も目指すぜ!なーんて思っていたりしたのです。

 

ひとり暮らしも一年半が経ちましたが、料理の腕はまあまあ上がったかも?ただ、おづまりこさんとは違った形で、そこそこに楽しい日々を送ってます。

 

今回の新作、「ゆるり より道ひとり暮らし」はたくさんのキラキラに満ちているおづさんの生活をまた垣間見れて、私は大満足なのです。

毎日、幸せだけど特筆すべきことはないなあ、なんて思ってた私に、こーんな楽しみ方はいかが?なんて提案をして頂いている気分です。

そして、ひとり暮らしを決めた時のドキドキ感が少し戻ってきたりして。

 

お仕事が楽しい!ゲーム楽しい!

の二種で埋め尽くされてる私の日々だけど、

もっともっと、探せば楽しいことはあるはずだものね。

 

まずは、おづさんのまねをして、ちょっと素敵な缶チューハイを冷蔵庫に忍ばせてみようかな。

そして、次の休みまで、楽しみに取っておいたりしてみよう。

 

たぶん、缶チューハイを飲んだ時に、私はこう言うんだ。

 

「あー!幸せー!」って。