揺らめく日々を生きる

もう一度、世界と触れ直す。

ブログデザインのこだわり。

せっかく作ったのだし、ブログの制作過程を少し書いてみてもいいかもしれない。

 

タイトルの「揺らめく日々を生きる」は、増田に書いた『「自分が障害者だった~」は釣りでした。みんなありがとう』のラスト部分から頂いた。前回の本文中では、炎天下に揺らめきながらも木陰へと飛ぶ蝶の姿に自分を重ねていた。

心は揺れ動きながらも、その中を生き抜いていきたい。そういう、惑いも含めてこれからを生きていくことの宣誓でもある。

 

それに揺らめくのは、心だけではない。

今まで私がみてきた、厳しい世界が、障害者である診断を受けてから幾分か柔らかいものに見える時が増えた。

私の心の持ちようが、世界をも揺らめかせる。

この、他の人よりも敏感で、曖昧な世界。これを揺らめくと表現するのは、私の中ではしっくりきている。

 

 

デザインはシンプルながらもかなりこだわっている。無駄のないシンプルさのどこかに優しげな印象を持たせたかった。その優しげな印象は、タイトルのフォントに託したのであった。

この筑紫の、シンプルだけれども柔らかみのあるひらがなの形。このすこしレトロな温かみが、今の私の心にぴったりとハマったような気がする。

高校の頃からの趣味でAdobeに触れていたのが役に立つ場面がようやくやってきた。埃をかぶっていた私の能力、ごめんね。おかえりなさい。

ブログ全体のデザインは、正直、初期デザインが綺麗で好みだったから迷ったが、似たような雰囲気のこちらにした。ただ、相当初期デザインも気に入っているので時折変えるかもしれない。

 

プロフィールのアイコンも作り直した。

ブログのタイトルは心持ちに合わせたが、プロフィールはただの好みにした。柔らかで品のある、スマートなフォントに名前を託したいと思い探したところLatoに出会った。

最初Futuraで組もうとしたがどうにも何かのブランドに似てる気がしたのと押しが強すぎるような気がして、セルフイメージに合わなかった。かといって、細めのフォントにすると読めなくなる。

Latoはその点、太めにしても曲線部に優美さがどこか残り、可読性とイメージを両立できた。

 

地名でイメージを言うなら、ブログタイトルは荻窪でプロフィールは恵比寿、みたいな雰囲気がある。個人的な感想だけれども。

 

 

 

名前については、何故かIDがカシュカシュだったのでその音の感じを拾いつつ本名をもじった。そして、性別の判断がしにくい、実際にはあまり見かけない名前にしようと、柏谷脩夏としたが、よくよく考えると声優に朱夏さんがいて、女性寄りになってしまったな、と思った。

ちなみにカシュカシュとはフランス語でかくれんぼのことである。一時期、そのオシャレな雰囲気にフランスやイタリアなどのロマンス語系を浅く学ぼうとした時期があったが、その時の名残なのかもしれない。

 

こんなところだろうか。

やっぱり、デザインをすると言うのは楽しい。

文を書くのと同様に、自分の考えを形にする作業は、苦しくもあるがそれ以上に楽しい。

ここまでつくりこんだのだから、自分、間空いてもいいから、末長く書き続けてくれよ。お願いだぜ。